元素の仮名とは? わかりやすく解説

元素の仮名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/06 09:12 UTC 版)

エカ」の記事における「元素の仮名」の解説

化学物理学分野では、未発見の元素の仮名にしばしば用いられる元素名の頭に付けて周期表でその元素の「一つ下」に収まるべき元素の仮名とする。 1870年ドミトリー・メンデレーエフ周期表発表する際に、ホウ素アルミニウムケイ素マンガンの下を「エカホウ素(ekaboron, Eb)」「エカアルミニウム(ekaaluminium, Ea)」「エカケイ素(ekasilicon, Es)」「エカマンガン(ekamanganese, Em)」とし、これらは未発見の元素であるとして性質予言したほどなくガリウムスカンジウムゲルマニウム発見されそれぞれエカアルミニウムエカホウ素エカケイ素予言され性質良く一致したことから、メンデレーエフの周期表支持集めた。(なおエカマンガンことテクネチウム20世紀まで発見遅れた以来、他の元素についてもメンデレーエフ倣ってエカ上の元素」が仮名として用いられるようになった。「エカヨウ素」(アスタチン)、「エカセシウム」(フランシウム)は発見遅かったため仮称としてよく使われていた。レニウム一つ上のテクネチウムより先に発見されたため、さらに上にあるマンガンから「ドビマンガン(dvimanganese)」と仮称された。「ドビ」(dvi) はサンスクリット語の 2 である。 現在は未発見元素の仮名には元素の系統名用いることになっているが、メンデレーエフ流の呼び方未だに用いられることがある例えエカフランシウムと言えばウンウンエンニウムのことである。

※この「元素の仮名」の解説は、「エカ」の解説の一部です。
「元素の仮名」を含む「エカ」の記事については、「エカ」の概要を参照ください。

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