元主治医の処罰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 05:02 UTC 版)
「マイケル・ジャクソンの死」の記事における「元主治医の処罰」の解説
元主治医がマイケル・ジャクソンに雇われた経緯については、マイケルのプロモーター・グループであるAEGライブが「自分たちの反対を押し切ってマイケルが雇った」と主張しているのに対し、マイケルの遺族側は「主治医として適格であるかを確認もせずにAEGライブが雇った」と主張しており対立した。マイケルの死後、遺族はAEGライブに対して「医師を主治医に相応しいか確かめることなく雇用しマイケルを死に至らしめた」として裁判を起こした。マイケルの母であるキャサリン・ジャクソンはこの訴訟の目的について、金銭目的ではなくマイケルの死の真相を明らかにするためであると述べた。結果は遺族側の敗訴に終わり、80万ドルの裁判費の支払い命令が出された。 ロサンゼルス市警察は2009年7月11日、プロポフォールの不適切な使用が死因である疑いは強く、処方医による重過失致死の可能性があると表明した。7月28日には元主治医の自宅と診療所が捜索を受け、8月2日には元主治医に77万ドルの借金があることが明らかになった。元主治医がマイケルの治療を月額15万ドルで請け負った背景にはこの金銭状況があった、とAFPは指摘している。 裁判の結果、2011年11月に元主治医は過失致死罪で禁錮4年の有罪判決を言い渡された。だが、元主治医は模範囚だったため、2013年10月28日に刑期の半分である2年を務めたところで早期に釈放された。これについてキャサリンは、「わたしは二度と息子に会うことができないのに、彼の母親は息子に会えるなんて間違っています」とコメントした。 釈放された元主治医は「デイリー・メール」のインタビューに対し、「マイケルの子供はそれぞれ父親が違いマイケルはどの子供の父親でもない」と語った。この発言に激怒したマイケルの元妻のデビー・ロウ(英語版)は「マイケルのファンが18か月以内に彼を射殺するだろう。私は銃弾を買う」と述べている。
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