傅膏機密の構成とは? わかりやすく解説

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傅膏機密の構成(洗礼式の後半部として)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/24 15:02 UTC 版)

傅膏機密」の記事における「傅膏機密の構成(洗礼式後半部として)」の解説

現在の正教会では、傅膏機密洗礼式後半部行われる二つ機密を含む全体が、奉神礼としての洗礼式をなしているのである。以下、傅膏機密とそれに続く式次第を示す。 傅膏機密では聖膏塗られる。この聖膏は、各国地域正教会中でも独立正教会(アフトケファリア)」と認められる教会に於いて首座主教調製するものであり、聖神伝えるものとされている。聖神伝えられて、啓蒙者は光照者(こうしょうしゃ)となる。もちろん「上よりの東」(降誕祭トロパリ)であるハリストスが照らすのである初代教会では大斎時期啓蒙者の教育充て洗礼復活大祭合わせて行なわれていたようである。復活節ではヨハネ福音書使徒行伝読まれるが、これはハリストス奥義初代教会歩みを、新たに信者となったものに教えカリキュラム役割果していた。そしてこの傅膏機密までを行なった後、洗礼着を着たままで光明週間をすごし、その後次の「滌浄」を行なった。 滌浄(できじょう)では、付けられたままになっていた「喜びの油」を海絨(ヒソプ)を以って拭う。「新たな人」への生まれ変わり完了し信徒としての歩み始める。 剪髪式(せんぱつしき)では、その信徒としてのはじめての捧げ物捧物初穂として、頭の毛を少し切り取るここまで洗礼機密傅膏機密が一体となった洗礼式聖体礼儀前に行われ聖体礼儀において新受洗者は必ず領聖聖体尊血を領食すること)する。この領聖をした時点洗礼完了するという見解伝統的である。但し、緊急時に行う摂行洗礼場合傅膏機密行われず領聖直後には行われない

※この「傅膏機密の構成(洗礼式の後半部として)」の解説は、「傅膏機密」の解説の一部です。
「傅膏機密の構成(洗礼式の後半部として)」を含む「傅膏機密」の記事については、「傅膏機密」の概要を参照ください。

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