信条・言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 01:57 UTC 版)
座右の銘は「大志」と「的面の今」 「大志」とは、常に頂上をめざすという、大きな志のことであり、少年期の「プロ野球で日本一」の夢は途絶えたが、「日本一の実業家」、創業後は「業界ナンバーワン」という目標を掲げて、達成してきた。「的面の今」とは、その都度、志の達成に向けて、今現在最も大切なこと一点を見極め、全身全霊を込めて集中する、という意味である。カフェテリア方式導入に集中したときには社名を「キャフトフードサービス」に変えるという、社名変更もいとわない大胆な戦略をとったことがある。 「努力還元」 シダックスの社是。お得意先からクレームのついた店長が心を入れ替えて必死に努力した結果、大きな成果に結びついた。新聞記事に、ある小学校の校長先生が毎朝「おはよう」と挨拶したところ、3ヶ月後には全員が答えるようになったとの事例を知り、社是とした。 「男子一生の仕事」 アメリカの給食業界を視察した時、シカゴの給食会社・ビッグフード社のマーチン・H・ケネリー副社長から「出会った仕事が天職」という言葉を聞いて、人生観が変わった。給食業を意義のある仕事と認識し、「日本一」への具体的な目標を意識できた。 「人より10倍成功したいのなら、10倍働け」(1日は24時間ある) 伝説的な相場師から実業家に転身していた、佐藤和三郎からビジネスの勉強をしていた時、「観光地の開発企画書を3日で作れ」といわれ「3日では無理」と答えたが、佐藤からは「1日にどれだけ仕事をしているのか」と聞かれ「他人の倍は働いている」と返事をし、叱咤されたときにかけられた言葉。人間の能力には差はなく、努力と集中力が大きく左右すること、1日24時間の限られた時間をいかに充実させるかが成功に結びつくことを痛感した。
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