信仰と手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 10:12 UTC 版)
祈りと手(合掌・印) キリスト教では、祈る時、両手をかるく組む、ということが多い。右手の指と左手の指を交互に交差させて祈るのである。 仏教では、祈願・請願する時、いくつかの形があるが、ひとつは手を平らにして手を合わせる方法がある(合掌)。手の平をわずかに湾曲させ(「卵型」にしておいて)左右の手を合わせる宗派(あるいは個々の人)もいる。数珠がある場合は、たとえば、両手の中指に数珠を(ひとひねりなどして)かけたうえで、両手を合わせる、などということが行われる。 修験道や密教では、手で特定の形をつくる(印を切る)ことがある。 神道では、(おじぎをして)両手をパンパンと2度打ち合わせて(2拍手)、手を合わせておいて祈る、というのが作法だとされている。 合掌は、仏前・神前のみならず、日本では食事の前後など、感謝の気持ちを表す時(恩を意識する時)にも行われる。(「感謝しております」などという意味で、書簡などの末尾に「合掌」と記す人もいる。)
※この「信仰と手」の解説は、「手」の解説の一部です。
「信仰と手」を含む「手」の記事については、「手」の概要を参照ください。
- 信仰と手のページへのリンク