信仰と教育思想の系譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 03:07 UTC 版)
次男・健作は1988年(昭和63年)に執筆した『日本キリスト教歴史大事典』の項目「岩井文男」で次のように書いた。 ”信仰においては社会的キリスト教運動の流れをくむ、農村生活を基盤とした農本主義を、教育思想においては新島襄の<百年の計>の一環を継承する人格主義をとった。” 2012年(平成24年)の「岩井文男と賀川豊彦の農民福音学校」(賀川豊彦学会論叢20号)の中で、岩井健作は文男の信仰への影響として「賀川豊彦・新島襄」に加えて「海老名弾正・柏木義円・中島重」の名前を加えている。 ”信仰は海老名弾正、特に柏木義円の感化を受け、自由主義的・正統主義。中島重・賀川豊彦のキリスト教社会思想を基盤とした農民運動・農村伝道に従事。教育では新島襄の人格主義を継承する。” 伊藤義清も『教界人物地図―牧師の子供たち』(教友社 2004)の「岩井要」の章で、次のように同様の名前を挙げているが、伊藤はここで名前の順番に意味を含ませているのかもしれない。 ”岩井文男は生涯を通して新島襄、柏木義円、海老名弾正、中島重、賀川豊彦らの影響を強く受けた。彼らは皆、イエスの愛と良心に生きた人であり、岩井文男の一生もそれであった。”
※この「信仰と教育思想の系譜」の解説は、「岩井文男」の解説の一部です。
「信仰と教育思想の系譜」を含む「岩井文男」の記事については、「岩井文男」の概要を参照ください。
- 信仰と教育思想の系譜のページへのリンク