作品と録音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/10 02:07 UTC 版)
バレエ音楽以外にも、トイはいくつかの歌曲集(船乗りの歌など)、交響曲を1曲、仮面劇「Day and Night」、ラジオ・オペラ(英語版)「The Red Pen」(1925年、A. P. ハーバート(英語版)と共同)、1作のオペラ「The Fairy Cup」、管弦楽伴奏合唱曲「Henrichye's Death」と金管楽器伴奏の合唱曲「The Keeper」という2つの短い合唱作品を作曲している。 トイが遺した蝋管録音はごくわずかしかない。彼は1928年にHMVへ、ロンドン交響楽団を指揮してディーリアスの「ブリッグの定期市」、「春初めてのカッコウの声を聴いて」、「夏の庭で」を録音した。作曲者はこれについて「3曲すべて(中略)は素晴らしく、これらが私自身の正式に認めたものとして販売されるならば喜ばなくてはならない。」と記している。また、トイは1929年に「楽園への道」も録音した。 トイの「Ruddigore」への序曲は幾度も録音されている。演奏者はハリー・ノリス(英語版)、イシドア・ゴドフリー(英語版)、マルコム・サージェント(サージェントはオペラ全曲の録音も行っている)、チャールズ・マッケラスらである。ノリス、ゴドフリー、サージェントは皆、トイが行ったカットや細かな修正の一部もしくは全てを発見している。トイがギルバート・アンド・サリヴァンの作品中、唯一録音を遺したのは上記にある通り1938年の「ミカド」の映画版である。トイの自作曲では、バレエ「The Haunted Ballroom」のワルツに複数の録音がある。1990年代のマルコ・ポーロレーベルによる録音もその一つである。バレエ全曲の録音は、2001年にロイヤル・バレエ・シンフォニアによって行われた。
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