体格と膂力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 05:26 UTC 版)
相撲取りのような大柄な体格で力が強く、通常の竹刀(約500g)より重い800gの竹刀を使った。ときには真剣並みの1kg近い竹刀をも使った。毎朝重い振り棒を300~1000回振っていた。弟子がその棒で10回ほど素振りしたところ、翌日首が回らなくなり稽古を休んだ。打突は軽く打っているように見えるが、実際は強力で、小手の下に衝撃吸収の詰め物を入れる者もいた。若い頃は突きの稽古を中心とし、相手を突き上げて足を払って投げ飛ばすという荒いものであった。1939年(昭和14年)、大柄の剣士として知られた宮崎茂三郎と対戦した際は、突き技で宮崎の面を宙に飛ばし、道場の隅に転がした。宮崎は呆然としていたという。
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