住職の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 20:19 UTC 版)
一般住職宗派や本山の長律宗和尚(わじょう、おしょうとも) 長老 天台宗法印・和尚・阿闍梨 座主(ざす)・執行(しぎょう) 真言宗和尚・方丈・阿闍梨・僧正 管長・長者・化主(けしゅ)・門跡・座主・貫主(かんしゅ) 臨済宗和尚・方丈・老師 管長 曹洞宗和尚・方丈・老師 貫首 (2つの本山の貫首が2年毎に交代で宗派全体の管長を務める) 浄土宗和尚 門主(もんす)・法主(ほっす) 浄土真宗院家・院住・御前・御院・ご縁 門主・門首・法主 日蓮宗上人・御前 管長・貫首 その他尊師・教務・院主 管主(かんず)・別当・能化(のうげ) 「法印」は元来、天皇が僧に与えた最高の位。「上人」は仏教用語として悟った人の意で高僧の敬称。「御院」や「院家」は寺の建物の意。「和尚」はもともと戒律を与える師僧をあらわす語といわれる。浄土真宗には戒律がなく、在家仏教としての性格から和尚や上人とは呼ばず、建物をあらわす語を用いた。関西や中部地方の浄土真宗では「ご院家さん」(ごいんげさん)が詰まって「御院さん」(ごいんさん)、これがなまって「ごえんさん」または「ごえんさま」(ご縁さん、ご縁様)と呼ばれることが多い。
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