住血吸虫症の根絶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:19 UTC 版)
詳細は「日本住血吸虫」および「地方病 (日本住血吸虫症)」を参照 かつては日本でも山梨県・広島県・福岡県で日本住血吸虫の感染者が多かったが、1978年に山梨県で確認された患者を最後に、新たな感染者は報告されていない。1990年に福岡県で安全宣言、1996年に山梨県で終息宣言がされ、世界で唯一住血吸虫症を撲滅した国となった。 一方、中華人民共和国は、大躍進政策期間中の1958年に「世界初の住血吸虫症撲滅成功」を宣言し、現在でもプロパガンダに使用しているが、実態を伴うものではなかったといわれている。日本住血吸虫症は2000年までに全流行地で撲滅されたが、長江流域などアジア各地ではまだ発生がつづいているのである。
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