位置及び構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/31 16:41 UTC 版)
現在の地名で、那覇市泊の崇元寺前から安里川を渡り牧志二丁目北部を通り美栄橋駅付近で久茂地川を渡り松山一丁目の久茂地チンマーサー跡付近に至る。全長約1キロメートル、高さ約1.5メートル程度の堤防道路であり、安里橋と美栄橋(待兼橋)を含む7箇所に石橋が架けられていた。現在では美栄橋から西側は区画整理により痕跡を留めておらず、牧志二丁目内の十貫瀬通りと呼ばれる道路の経路に当時の痕跡が残されているのみである。 長虹堤の石橋は琉球王国で最初の石造アーチ橋であったとされる。これは中国からの賓客を迎えるにあたって中国風の意匠を示す配慮があったものと考えられている。一方、石造アーチ構造は長虹堤以前にも座喜味城の城門などにみられ、これらの建築技術が応用されたものと考えられている。琉球王国では長虹堤建設を契機として慈恩寺橋や天女橋など多くの石造アーチ橋が建設された。
※この「位置及び構造」の解説は、「長虹堤」の解説の一部です。
「位置及び構造」を含む「長虹堤」の記事については、「長虹堤」の概要を参照ください。
- 位置及び構造のページへのリンク