伝送システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:16 UTC 版)
「全国ラジオネットワーク」の記事における「伝送システム」の解説
伝送回線は専用線を使用している。かつてはNTTコミュニケーションズのアナログ専用線(帯域品目はAM放送・音声伝送の2系統)を使用しており、番組音声本線と打ち合せ用同報電話回線の2本で構成され、障害に備えて全経路2重化されていた。現在は光回線に変更されている。NRN親機は文化放送・ニッポン放送の両局に設置されている。両局から同時にNRNラインに番組を送出することができないため、親機の切り替えはオンエア権の移動で行っている。オンエア権を移動する場合、他方の親機が送出する番組の開始60秒前までにNRNラインへの送出を終了し、他方の親機は番組開始45秒前までにNRNラインへ送出を始めることとなっている。 番組音声本線: 番組配信用。上りがキー局からの素材受け用、下りがキー局への素材送り用となっている。伝送帯域50Hz∼10kHz。 打合せ線: ネット局への業務連絡・CMキュー信号などの送受信用。放送線が使用できなくなった場合は、打合せ線で番組を配信することもできる。伝送帯域300Hz∼3.4kHz。 このほかにもインターネットを利用した番組ファイル配信システムも構築されており、FIFAワールドカップなどの際には事前レポート・試合ダイジェストなどのミニ番組を日本民間放送連盟加盟のラジオ局に配信するためにも使用している。
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