他都市のデュワグカーとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 10:05 UTC 版)
「ドルトムント市電GT8形電車」の記事における「他都市のデュワグカーとの違い」の解説
ドルトムント市電に導入されたGT8は、市電の線形を始めとする条件から、他都市に導入されたデュワグ製の路面電車と以下のような差異が存在した。これらの特徴は、後に日本の広島電鉄がGT8形の輸入を決定する大きな要因となった。 両運転台・両方向形 - 東西分割時代を含め、ドイツの路面電車の多くは終端に方向転換用のループ線が設置されているため、使用されている車両の運転台は片側のみに設置され、乗降扉も右側面に存在した。だが、GT8形の導入が始まった1950年代のドルトムント市電は路線の終端の大半にループ線が存在せず、線路や電停のプラットホームも左右の歩道寄りに設置されていた。そのため、GT8形は前後車体に運転台が設置され、乗降扉も両側面に存在した。 制御方式 - デュワグが展開した路面電車車両(デュワグカー)の多くは傘歯車を用いた直角カルダン駆動方式が用いられた一方、ドルトムント市電に導入されたGT8形は信頼性の高さという理由から旧来の吊り掛け駆動方式が採用された。
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