他のデータ構造との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/23 05:48 UTC 版)
以下の比較では、キーの長さを k、格納している要素数を n としている。 平衡2分探索木では、検索・挿入・削除には O(log n) の時間がかかるが、基数木では O(k) である。一般に k ≥ log n であるから、これは利点とは見なされないが、平衡2分探索木での比較は常に文字列の比較であり、最悪で O(k) の時間がかかる。特に長い接頭部が共通な文字列を多数格納していると遅くなる。一方、トライ木では比較は文字の比較で定数時間で済み、長さ m の文字列なら m 回の比較が必要となる。基数木は比較回数も少なく、走査するノード数も少ない。 ただし、基数木にはトライ木と同じ欠点がある。これらは、文字列や文字列に写像できるデータしか扱えない。それに対して平衡2分探索木は、順序関係のある任意のデータ型を扱える。これは例えば、大小比較だけが可能だが、シリアライズできないデータ型で問題となる。 ハッシュテーブルは一般に挿入・削除に O(1) の時間しかかからないとされているが、これはキーの操作を定数時間とみなしているためであって、キーの構造を考慮すると変わってくる。キーの長さが k なら、ハッシュテーブルでの挿入・削除には O(k) の時間がかかり、衝突が発生すると処理方式によってはさらに時間がかかる。基数木は最悪でも O(k) で挿入・削除できる。また、基数木では可能な辞書式順序の前後を取り出す操作もハッシュテーブルでは不可能である。
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他のデータ構造との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 05:33 UTC 版)
「表 (データベース)」の記事における「他のデータ構造との比較」の解説
関係データベース以外(階層型データモデルなど)では、表にほぼ相当するものとして構造化ファイルがあり、レコードが表の行に相当し、レコードのカラムが列に相当する。 表計算ソフトとは異なり、各フィールドのデータ型は、表を表すスキーマで定義されているのが普通である。関係データベースによっては、フィールドのデータ型定義が厳密でないものもある。
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