仏教における龍王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 17:49 UTC 版)
仏典に記されたインドの蛇形の精霊であるナーガは、龍と漢訳されて中国に伝わった。ナーガはインドで古くから信仰されていた蛇神で、中国の龍とは異なり、コブラが元になっている。人面蛇身として描かれる半神で、ヒンドゥー教ではパーターラという地底界に棲むとされ、仏教においては仏法を守護する異類である八部衆の一つとされた。『法華経』には釈迦の説法を聴いた八尊の龍王が登場し、これを総称して八大龍王という。密教では祈雨修法の本尊である請雨経曼荼羅に八大龍王が描かれている。
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