人間工学への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:45 UTC 版)
安全色彩として利用されている。警告色は、人間工学や身近な分野でも利用される。 例えば、道路用の信号機では、「停止」を意味する色に赤を、「もうすぐ停止信号に変わる」を意味する色に黄色を用いる。鉄道信号の場合、赤は「停止」であるが、黄色は「注意」を意味し、黄色を現示している信号機の先が停止現示、もしくは警戒現示である場合を示す(先の信号の現示に対する注意とともに、停止現示の信号機の過走防止のための速度制限を示している)。防災気象情報でも、警報に赤を、注意報に黄色を用いる。 赤は血や火などの色味で「危険」を連想させる性質があり、黄色は太陽光の色味に近く、暗い所でも良く見え、「注意」を連想させる性質があることから様々な用途に使用されている。 この他、「赤と白」や「黄色と黒」の組み合わせが用いられる例も多い。これは、白が赤さを引き立たせている点や、黒が黄色さを引き立たせている点に起因する。踏切、工事現場、工場で危険な機械が動作しているエリアなどでは、黄色と黒の組み合わせで危険区域である事を示している。また豪雪地帯では、道路脇に赤と白の組み合わせの棒を立てる事で、積雪の高さを示している。 JIS安全色 JISでは、安全色を規定している。2018年(平成30年)4月にカラーユニバーサルデザインを取り入れたものに改正された。 JIS安全色(2018年改正後)色番号・記号16進色例意味赤8.75R 5/12 #FF4B00 防火、禁止、停止、不可、危険、緊急 黄赤(オレンジ)5YR 6.5/14 #F6AA00 危険、明示 黄7.5Y 8/12 #F2E700 警告、注意 緑5G 5.5/10 #00B06B 安全状態、進行 青2.5PB 4.5/10 #1971FF 進行支持、誘導 赤紫10P 4/10 #990099 放射能
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