二酸化窒素(NO2)
一酸化窒素(NO)とその2分の1体積の酸素との作用,あるいは硝酸鉛または硝酸銅の固体を熱すると発生し,赤褐色,刺激性ガスとして最も特色があります。水に溶解しにくいので肺深部に達し,しかも吸収時の苦痛があまり烈しくないので,はなはだ危険で,急性中毒死の例が多く報告されています。作用は遅発性で高濃度ガス呼吸後数時間以上経過して突然強い症状が現れます。120~150ppmでは短時間でも危険です。障害は一般に一過性であり,慢性中毒の有無についてはまだ明らかでありません。環境基準…1時間値の一日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。大気汚染防止法の特定物質。
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