九水和物とは? わかりやすく解説

九水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/19 07:21 UTC 版)

硝酸鉄(III)」の記事における「九水和物」の解説

九水和物は化学式 [ Fe ( H 2 O ) 6 ] ( NO 3 ) 3 ⋅ 3 H 2 O {\displaystyle {\ce {[Fe(H2O)6](NO3)3\cdot 3H2O}}} の化合物CAS登録番号は[7782-61-8]。濃硝酸溶解させると得られる潮解性があり、溶けやすい。融点 47.2への溶解度0℃で67.1g、25で87.2g(いずれも無水物換算値)。潮解性著しく空気中で褐色液体となる。褐色化するのは加水分解により、一部塩基性硝酸鉄生じているためと考えられる加熱する50上で硝酸分解により発生し赤熱するとおよび酸化窒素発して酸化鉄(III)Fe2O3となる。エタノールアセトンに易溶。紫外線照射分解し酸素発して硝酸鉄(II)を生成する媒染剤,絹の増量剤,なめし剤,分析試薬等に用いられる

※この「九水和物」の解説は、「硝酸鉄(III)」の解説の一部です。
「九水和物」を含む「硝酸鉄(III)」の記事については、「硝酸鉄(III)」の概要を参照ください。

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