主観品質評価法とは? わかりやすく解説

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主観品質評価法(音声)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 02:28 UTC 版)

音質」の記事における「主観品質評価法(音声)」の解説

主観品質評価として最も一般的なものは平均オピニオン評点MOS)で、音声全般的な主観品質評価法として ITU-T勧告 P.800 で定義されている。複数評価者品質を「非常に良いExcellent)」~「非常に悪い(Bad)」の5段階評価し全員平均MOS値)を求める。ITU-T勧告 P.800 には MOS 以外に DMOS、CMOS定義されている 。 MOSMean Opinion Score):絶対範疇尺度法(Absolute Category RatingACR)を使用 評価対象音声聴いて5段階絶対評価を行う。 MOS評価カテゴリカテゴリ評点非常に良いExcellent) 5 良いGood) 4 普通(Fair) 3 悪い(Poor) 2 非常に悪い(Bad) 1 DMOS(Degradation Mean Opinion Score):妨害範疇尺度法(Degradation Category RatingDCR)を使用 リファレンス音声原音)と評価対象音声とを聴き比べて5段階相対評価を行う。リファレンス音声0.5~1秒後に評価対象音声聴こえる。 DMOS の評価カテゴリカテゴリ評点劣化が全く認められないDegradation is inaudible) 5 劣化認められるが気にならないDegradation is audible but not annoying) 4 劣化わずかに気になる(Degradation is slightly annoying) 3 劣化が気になる(Degradation is annoying) 2 劣化が非常に気になる(Degradation is very annoying) 1 CMOSComparison Mean Opinion Score):比較範疇尺度法(Comparison Category RatingCCR)を使用 リファレンス音声評価対象音声とを聴き比べて7段階相対評価を行う。リファレンス音声評価対象音声順番ランダムに変化するCMOS評価カテゴリカテゴリ評点非常に良いMuch Better) 3 良いBetter) 2 やや良いSlightly Better) 1 ほぼ同じ(About the Same) 0 やや悪い(Slightly Worse) -1 悪い(Worse) -2 非常に悪い(Much Worse) -3 電話対象とする音声評価法としては、受聴品質のみを対象とする受聴オピニオン評価法(listening-opinion test)と、遅延エコーなども含めた会話での品質対象とする会話オピニオン評価法(conversation-opinion test)とに分けることができる。いずれを評価する場合でも評価流れ変わらない。 これ以外に、電話用のデジタル音声コーデック主観評価値の具体的な測定方法として ITU-T勧告 P.830 が定義されている。

※この「主観品質評価法(音声)」の解説は、「音質」の解説の一部です。
「主観品質評価法(音声)」を含む「音質」の記事については、「音質」の概要を参照ください。

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