主人公および上杉家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 08:45 UTC 版)
「忍法忠臣蔵」の記事における「主人公および上杉家の人々」の解説
無明綱太郎(むみょう つなたろう) 大奥に仕える御広敷伊賀者で本編の主人公。太平の世で小役人と化した伊賀者の立場に飽き足らず、伊賀鍔隠れの里で忍法の極意を修行してきた身。恋人を将軍に見初められ、出世に目がくらんだ彼女に「忠義」を理由に捨てられて、怒りのあまり彼女を初夜に将軍の目の前で惨殺し、忠義と女をとことん嫌いぬく者となる。忍法の腕は、敵対・同行した上杉の忍者にも瞠目されるほどで「蜘蛛の糸巻」「鵞毛落とし」などを使う他、特にそれを修行したわけではないようだが、忍法を応用した料理も得意とする。さらにその手法を利用した恐ろしい技も使う。 千坂兵部高房(ちさか ひょうぶ たかふさ) 上杉家の国家老で、不当なものであれば主君の命にも服さない叛骨精神の持ち主であり、そうあれる立場の存在。赤穂浪士の暗殺を目論む主君綱憲の命令を軽挙とし、それを阻み、かつ赤穂浪士の計画をも阻止するため、色仕掛けの技にたけた女忍者たちを放つ。 織江(おりえ) 兵部の娘で、綱太郎がかつて自ら殺めた恋人によく似ている。主君綱憲が側女に所望したのを拒み、逃走していたところを綱太郎に助けられて近しくなる。主君の望みとあっても拒否する意思の強さを綱太郎は気に入り、やがて恋心さえも抱くようになるが… 上杉綱憲(うえすぎ つなのり) 米沢藩上杉家第4代藩主。父は吉良上野介義央。上杉に仕える能登忍者たちに赤穂浪士の暗殺を命じる。
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