中華人民共和国建国前後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 23:59 UTC 版)
「中国伊斯蘭教協会」の記事における「中華人民共和国建国前後」の解説
協会の設立以前、中国大陸にはすでに中国回教協会という、日中戦争中に国民政府の支援によって設立された全国規模のイスラーム組織が存在していた。しかし、1946年に勃発した国共内戦によって国民政府は台湾への撤退を余儀なくされた。中国回教協会は国民政府と共に台湾へ渡り、そのまま台湾のイスラーム組織となっていった。 中国共産党主席である毛沢東らによって建国された中華人民共和国は、イスラ―ムをはじめ、キリスト教、仏教、道教を公認宗教として認め、信仰の自由を保障し、イスラームを信仰する10の少数民族が「公認民族」として保護する姿勢を打ち出した。2008年、インドネシアのジャカルタで行われた中国イスラーム文化にまつわるセミナーにおいて協会の副会長は「中華人民共和国建国は、中国におけるイスラームの新しい幕開けとなった。」と主張した。また、中華民国期には「回教」と呼ばれていたイスラームの呼称を「イスラーム」の音節による当て字の「伊斯蘭教」に統一した。
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