中川金魚まつり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:07 UTC 版)
毎年7月第4土曜日・日曜日には、中川金魚まつり実行委員会が中川金魚まつりを開催している。福祉会館前から尾頭橋公園までパレードが行われる。 戦後すぐの尾頭橋には遊廓の八幡園があり、廓祭りという祭礼が開催されていた。1953年(昭和28年)には地元有志や商店街主らが廓祭りを引き継いで、地域活性化のために祭礼を始めた。1975年(昭和50年)頃には金魚みこしが初登場し、その後一度はみこしの巡行が中断していたものの、名古屋市立山王中学校の生徒らが担ぎ手になって復活した。2000年(平成12年)頃には商店街の祭礼から地域の祭礼に変えるべく、主催者が中川東部商店街連合会から中川金魚まつり実行委員会に変更された。2012年(平成24年)には鉄工所の経営者が実行委員長となり、商店街主以外から初めて実行委員長が誕生した。 金魚まつりの名称について、『中日新聞』(1993年)は金魚は俗に遊女のことをいう言葉であり、そのことにちなむとしている。地域活性化のための祭礼にランチュウが展示されたことに因むとする説もある。昭和30年代にはホタルを配布する「蛍まつり」が行われており、金魚を配布するようになったことから同名になったという経緯があるともいう。
※この「中川金魚まつり」の解説は、「尾頭橋」の解説の一部です。
「中川金魚まつり」を含む「尾頭橋」の記事については、「尾頭橋」の概要を参照ください。
- 中川金魚まつりのページへのリンク