中島佑気ジョセフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/29 17:46 UTC 版)
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選手情報 | ||||
フルネーム | なかじま ゆうきジョセフ | |||
ラテン文字 | Yuki Joseph Nakajima | |||
国籍 | ![]() |
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競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 短距離走 | |||
所属 | 富士通株式会社 | |||
大学 | 東洋大学[1] | |||
生年月日 | 2002年3月30日(23歳) | |||
出身地 | ![]() |
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身長 | 192 cm[2] | |||
自己ベスト | ||||
200m | 21秒31(2022年) | |||
400m | 44秒44(2025年)![]() |
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中島 佑気ジョセフ(なかじま ゆうき ジョセフ、2002年3月30日[1] - )は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。2025年世界陸上競技選手権大会では400mに出場し、決勝進出を果たし、6位入賞した[3]。ナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれる[4]。400mの日本記録保持者。
経歴
東京都出身。陸上競技は小学生から始める。立川市立立川第一中学校、城西大学附属城西高等学校を経て、2024年3月に東洋大学総合情報学部を卒業[5][6]。
2022年世界陸上競技選手権大会では2分59秒51のアジア新記録を樹立し過去最高の4位入賞[2]。2024年5月にバハマで開催された世界リレー選手権大会でも4位に入賞している[2]。
2024年パリオリンピックにも陸上競技の男子400mと男子4×400mリレーに出場し[7]、男子400mでは予選3組で45秒37で6着となり、上位3着に入れず敗者復活ラウンドに回った[8]。しかし、男子1600m(4×400m)リレーに専念するため、男子400m予選で上位3着に入れなかった佐藤拳太郎、佐藤風雅の両選手とともに敗者復活ラウンドのレースは欠場することになり[9]、男子1600mリレーでは2分59秒48の日本新記録をマークして決勝に進んだ[10]。決勝では6位という結果になったが、アジア新記録の2分58秒33をマークした[11]。
2025年世界陸上競技選手権大会にて44秒44の日本新記録を樹立し、従来の日本記録である44秒77を大幅に更新した[12][13]。決勝に進出し、スタートでは8人中8位と出遅れたが、最後に2人を抜いて6位入賞。男子400mの日本選手としては1991年世界陸上の高野進の7位を上回る過去最高順位となった[3]。
脚注
- ^ a b c “中島 佑気ジョセフ”. Fujitsu Sports. 陸上競技部. 富士通 (2024年7月26日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ a b c 和田悟志 (2024年8月4日). “「44秒台前半は出せる」メダリスト集う“虎の穴”で修行中…陸上400m「32年ぶり五輪決勝」狙う192cmの大器・中島佑気ジョセフ(22歳)とは何者か?”. Number Web (文藝春秋): p. 4 2024年8月4日閲覧。
- ^ a b 「中島佑気ジョセフ 男子400メートル6位 日本選手として過去最高」『NHK WEB NEWS』2025年9月19日。2025年9月19日閲覧。
- ^ “〝マイル侍〟中島佑気ジョセフ、自己新&大会新の45秒72でV ウォルシュ・ジュリアンとの競り合い制す/陸上”. サンスポ (産経新聞社). (2022年8月6日) 2024年11月12日閲覧。
- ^ “中島 佑気ジョセフ”. 公益社団法人日本陸上競技連盟. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “TOYOから世界へ挑戦 東洋大学とパリ大会”. 学校法人東洋大学. 2025年9月14日閲覧。
- ^ 酒井政人 (2024年7月31日). “【熱狂パリ五輪】初のメダルを狙う男子4×400mリレー、佐藤拳太郎、中島佑気ジョセフらメンバーたちの熱い思い パリ2024オリンピック特集:陸上(2)男子4×400mリレー”. JBpress autograph. 日本ビジネスプレス. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “陸上 男子400m 予選 日本3選手は敗者復活ラウンドへ パリ五輪”. NHK. (2024年8月5日) 2024年8月6日閲覧。
- ^ “陸上 男子400m 日本3選手は敗者復活欠場 リレー専念 パリ五輪”. NHK. (2024年8月5日) 2024年8月6日閲覧。
- ^ “陸上男子1600メートルリレー 日本新記録で決勝進出 パリ五輪”. NHK. (2024年8月9日) 2024年8月10日閲覧。
- ^ “陸上男子1600mリレー 日本 アジア新で6位 パリオリンピック”. NHK. (2024年8月11日) 2024年9月21日閲覧。
- ^ “【1ページ目】【世界陸上】中島佑気ジョセフ 大舞台で日本記録を更新も「準決勝で勝負することが目的」”. 東スポWEB (2025年9月14日). 2025年9月15日閲覧。
- ^ 月陸編集部 (2025年9月14日). “中島佑気ジョセフが400m44秒44で2年ぶりの日本新! 組2着で準決勝進出決める/東京世界陸上”. 月陸Online|月刊陸上競技. 2025年9月15日閲覧。
外部リンク
- 中島佑気ジョセフのページへのリンク