中小坂鉄山の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 13:46 UTC 版)
良質の磁鉄鉱を産出した中小坂鉄山は、幕末期に水戸藩の反射炉で用いる鉄の原料供給地の一つとなり、小栗忠順が主導した江戸幕府の溶鉱炉建設計画の予定地となった。そして明治時代初期に民間資本によって当時の日本最先端の製鉄設備を備えた、採鉱から製品製造までの一貫したシステムが整えられた鉄鉱山となった。中小坂鉄山は幕末から明治時代初期にかけての日本の産業史、そして鉱工業の技術史に大きな足跡を残したといえる。 中小坂鉄山の産業遺産は、平成21年(2009年)2月、経済産業省が認定した「近代化産業遺産群 続33」の「産業用の耐火煉瓦製造の進展と原料開発の歩みを物語る近代化産業遺産群」の一つとして認定されている。
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