中央競馬クラシック三冠
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中央競馬クラシック三冠(ちゅうおうけいばクラシックさんかん)とは中央競馬で行われる皐月賞・東京優駿・菊花賞の3競走を指す。単に三冠競走とも称する[1]。
注釈
- ^ 牝馬で三冠を狙う場合は牡牝双方が出走できるセントレジャーステークスに出走する必要がある。このため2020年のコントレイル、デアリングタクトによる「同一年での牡牝三冠」のような事例は起こらない。これはヴィクトリアカップが創設されるまでは日本も一緒で、牝馬三冠を狙う際は、最後の一戦は菊花賞に出る必要があった
- ^ 2007年国際セリ名簿基準委員会によってパート1国へ認定されるも、2009年までは経過処置として古馬(通常春季は4歳以上、夏季以後3歳以上)のみに限定して国際開放し、夏季・秋季2歳→翌春季3歳の世代の限定戦は開放を見合わせていた。
- ^ 元々オグリキャップの初代オーナー・小栗孝一は、当時は地方競馬の馬主資格しか持っていなかった(その後オグリキャップ現役中期の1989年に中央競馬馬主資格を取得した)上に、中央競馬への移籍の意思もなかったため、クラシックへの登録もしていなかった。しかしその後佐橋五十雄にオーナー権利が譲渡された上での中央競馬移籍となると、クラシック出走ができなかったにもかかわらず、勝ち星を重ね上げることになる。
- ^ 1974年にサラブレッド系に統合
- ^ デビュー4戦目を除いた全競走で小西が騎乗
- ^ 当時のレース名は皐月賞が横濱農林省賞典四歳呼馬、菊花賞が京都農林省賞典四歳呼馬。
- ^ 当時は2歳戦が行われなかったため、史上唯一となるデビュー年での三冠達成及びデビュー年で引退した三冠馬となった。
- ^ 三冠馬唯一の横浜競馬場開催の皐月賞勝ち。
- ^ 東京優駿の時点で史上初の二冠達成
- ^ 同レース史上最大着差を記録
- ^ 昭和生まれ初の三冠ジョッキー、32歳となる年でのクラシック三冠は最年少タイ
- ^ 三冠馬唯一の旧・天皇賞(秋)(東京芝3200m)勝ち
- ^ 1985年の二冠馬ミホシンザンの父
- ^ 二冠馬が菊花賞で1番人気とならなかったのは史上初で、2023年現在も他にタニノムーティエのみ
- ^ 二冠牝馬カネケヤキを破っての三冠達成
- ^ 同じ騎手が全競走に騎乗した初の三冠馬
- ^ 三冠馬唯一の現・天皇賞(秋)(東京芝2000m)勝ち。
- ^ 同じ騎手が全競走で騎乗した2頭目の三冠馬
- ^ 三冠馬唯一の有馬記念連覇達成。
- ^ 1991年の無敗二冠馬トウカイテイオーの父
- ^ 同競走でレコード勝ちしており、結果的にレコード勝ち経験馬として初の三冠達成を果たした
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠はトキノミノル・コダマに次ぐ3頭目
- ^ 無敗で菊花賞優勝はクリフジ以来41年ぶり2頭目
- ^ 皐月賞及び同競走でレコード勝ちしており、レコード勝ちを2度記録しての三冠達成は2022年現在唯一。また、クラシック競走レコード勝ち馬による三冠は2022年現在最後
- ^ オルフェーヴルの管理調教師・池江泰寿の父
- ^ 2023年現在最後となる、同じ騎手が全競走で騎乗した三冠馬
- ^ 米二冠馬サンデーサイレンスの子
- ^ 他に2012年の三冠牝馬ジェンティルドンナ、2015年の二冠牝馬ミッキークイーンの父
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠はトキノミノル・コダマ・シンボリルドルフ・トウカイテイオー・ミホノブルボンに次ぐ6頭目
- ^ 無敗で菊花賞優勝は上記のシンボリルドルフ以来で史上3頭目
- ^ ディープインパクトの管理調教師・池江泰郎の長男。親子で三冠馬の調教師となるのは史上初
- ^ 32歳になる年でのクラシック三冠は最年少タイ
- ^ 国内の全競走で池添が騎乗
- ^ 日本馬唯一の凱旋門賞2年連続2着、三冠馬唯一のグランプリ秋春連覇及びグランプリ3勝。
- ^ 42歳になる年でのダービー調教師は史上最年少
- ^ 43歳になる年での三冠は史上最年長
- ^ デビュー2戦目を除く全競走で福永が騎乗
- ^ アメリカ三冠ではギャラントフォックスとオマハの父子が三冠を達成しているが、どちらもデビュー戦にて敗戦している。
- ^ 2023年現在、年度代表馬制定後に同賞を受賞していない唯一のクラシック三冠馬および無敗二冠馬(コダマ・トウカイテイオー・ミホノブルボンも年度代表馬を受賞しているため)
- ^ 2023年現在、有資格初年度に殿堂入り出来なかった唯一の三冠馬(セントライト・シンザンは顕彰馬が制定された1984年、ミスターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアンは引退の翌年、ディープインパクト・オルフェーヴルは引退の翌々年に殿堂入りしているため)
- ^ 有馬記念創設後、同競走に未出走のまま引退した唯一の三冠馬(2023年現在)
- ^ 牡牝合わせてシンザン以来2頭目の、複勝率100%(生涯三着以内)の三冠馬
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠は父ディープインパクト以来で史上7頭目、親子で無敗二冠以上はシンボリルドルフ・トウカイテイオー以来史上2組目
- ^ 無敗で菊花賞優勝は父ディープインパクト以来で史上4頭目
- ^ 2023年現在唯一、三冠達成年に引退した三冠牝馬
- ^ トライアル競走も全て勝利しての三冠
- ^ 古馬開放後を含め、エリザベス女王杯に勝利した唯一の牝馬クラシック二冠馬(2023年現在)
- ^ 27歳になる年での牝馬三冠ジョッキーは史上最年少
- ^ 2022年現在唯一となる、同じ騎手が全競走で騎乗した三冠牝馬
- ^ 米二冠馬サンデーサイレンスの子
- ^ 最終戦で1番人気でなかった二冠牝馬はスウヰイスー・カネケヤキ・ベガに次ぐ4頭目、かつ2023年現在最後
- ^ 牡馬も含め、三冠競走において一度も1番人気に支持されなかった唯一の三冠馬
- ^ 1戦を除き全競走で蛯名が騎乗
- ^ 41歳になる年での牝馬三冠ジョッキーは史上最年長
- ^ 変則二冠馬キングカメハメハの子
- ^ 福島競馬場デビューで唯一の三冠牝馬
- ^ 古馬GⅠに勝利した初の三冠牝馬
- ^ 同競走でレコード勝ちしており、結果的にレコード勝ち経験馬として初の牝馬三冠達成を果たした
- ^ 3歳牝馬として史上初の年度代表馬受賞
- ^ 下記のアーモンドアイに抜かれる迄はウオッカに並ぶ牝馬最多タイ
- ^ 牡馬混合重賞に勝利した初の三冠牝馬
- ^ 三冠牝馬唯一の有馬記念制覇
- ^ 三冠牝馬としては初めて、ラストランの競走で勝利
- ^ 乗り代わり有りでの牝馬二冠はブラウニー・スウヰイスーに次ぐ史上3頭目
- ^ 同競走でレコード勝ち
- ^ 三冠馬の産駒による牝馬二冠達成はJRA史上初
- ^ 三冠馬2頭の管理調教師となるのは史上初
- ^ 外国人騎手による達成は史上初
- ^ デビュー3戦目を除く全競走でルメールが騎乗
- ^ 牡牝混合GI5勝はウオッカに並ぶ牝馬最多タイ
- ^ 3歳牝馬としては史上2頭目の年度代表馬
- ^ 三冠牝馬唯一の天皇賞制覇、牝馬及び三冠馬唯一の天皇賞2勝
- ^ 同競走でレコード勝ち
- ^ 外国人騎手による牝馬二冠は史上初
- ^ 平成生まれ初の三冠ジョッキー
- ^ 1戦を除き全競走で松山が騎乗
- ^ 無敗で桜花賞・優駿牝馬の二冠達成はミスオンワード以来63年ぶり2頭目
- ^ 無敗で秋華賞を含む二冠以上の達成はカワカミプリンセス以来14年ぶり2頭目
- ^ これにより、桜花賞・優駿牝馬を制した二冠牝馬が4頭連続で牝馬三冠を達成した
- ^ 無敗のままGⅠ3勝はシンボリルドルフ・ミホノブルボン・ディープインパクトに続く4頭目で、牝馬では史上初
- ^ 自身の誕生日に三冠達成した初の騎手
- ^ 二冠馬ドゥラメンテの子
- ^ 阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬としてはアパパネ以来の三冠牝馬
- ^ 同じ種牡馬が2年連続で二冠牝馬を輩出したのは史上初(前年の二冠牝馬はスターズオンアース)
- ^ グレード制導入後の同レース史上最大着差
- ^ クラシック二冠馬及び二冠牝馬はどちらも史上初(1941年のセントライトは前述の通り三冠馬となったため)。
出典
- ^ 「三冠馬物語」 - JRA公式サイト
- ^ a b 春競馬開幕「クラシックレース」の楽しみ方 国内クラシックは他レースと何が違うのか(p4)(東洋経済オンライン)
- ^ 様相一変、脅威はいずこに? 外国産馬盛衰史 2017年5月6日 6:30(日本経済新聞)
- ^ a b 第79回 「追加登録」(JBISサーチ・有吉正徳「第5コーナー・競馬余話」)
- ^ 上記東洋経済(p5)
- ^ サラブレッドの生産頭数! 日本では年間どのくらい産まれるの?(競馬辞典.com)
- ^ (例・2022年度第89回日本ダービー時のサンスポZBAT競馬より)「【日本ダービー】3歳馬7522頭の頂点を決める“競馬の祭典”の注目点」
- ^ 特別レース名解説(3回中山) - JRA公式サイト
- ^ a b 特別レース名解説(2回東京) - JRA公式サイト
- ^ a b 特別レース名解説(4回京都) - JRA公式サイト
- ^ 黒鹿毛の勇者 セントライト - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ 最強の戦士 シンザン - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ 奇跡の豪脚 ミスターシービー - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ 第5回ジャパンカップ優勝 シンボリルドルフ - JRA公式サイト内名馬の蹄跡
- ^ 七冠馬 シンボリルドルフ - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ 名馬で振り返る50年 時代を駆け抜けた名馬たち ナリタブライアン - JRA50周年記念サイト
- ^ 空飛ぶ英雄 ディープインパクト - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ JRAホームページ|データファイル|競走成績データ 第72回 菊花賞
- ^ 東京競馬場開催の皐月賞・東京優駿を共に制したのはメイズイ・シンザンに次ぐ3頭目
- ^ “2020年 菊花賞 JRA”. www.jra.go.jp. 2020年10月25日閲覧。
- ^ “【菊花賞】コントレイル 父ディープインパクト 親子2代でのクラシック三冠 空前絶後の大記録は達成されるのか(テレビ東京スポーツ) - Yahoo!ニュース”. web.archive.org (2020年10月27日). 2020年10月27日閲覧。
- ^ 特別レース名解説(3回阪神) - JRA公式サイト
- ^ 特別レース名解説(5回京都) - JRA公式サイト
- ^ 名馬で振り返る50年 時代を駆け抜けた名馬たち メジロラモーヌ - JRA50周年記念サイト
- ^ 咲き誇れ、3つの大輪 スティルインラブ - JRA公式サイト内 競馬コラム
- ^ JRAホームページ|データファイル|競走成績データ 第15回 秋華賞
- ^ JRAホームページ|データファイル|競走成績データ 第71回 優駿牝馬(オークス)
- ^ JRAホームページ|データファイル|競走成績データ 第17回 秋華賞
- ^ JRAホームページ|データファイル|競走成績データ 第23回 秋華賞
- ^ “【秋華賞】史上初の快挙!デアリングタクトが無敗牝馬3冠制覇”. サンスポZBAT!競馬 (産経デジタル). (2020年10月18日) 2020年10月18日閲覧。
- ^ 最強の牝馬 クリフジ - JRA公式サイト内顕彰馬紹介ページ
- ^ 昭和18年(1943年) 阪神優駿牝馬(オークス)優勝馬 史上最強牝馬 クリフジ - JRA公式サイト内 JRA Video Interactive
- ^ 東京スポーツ 2020年11月7日号 1面。
- ^ 集英社『週刊プレイボーイ』2020年11月16日号 p169-171「現役最強をかけたドリームマッチは実現するのか?コントレイルvsデアリングタクトvsアーモンドアイ 夢の三冠馬対決完全シミュレーション」
- ^ a b 日刊ゲンダイ 2020年11月27日号(2020年11月26日発行)
- 1 中央競馬クラシック三冠とは
- 2 中央競馬クラシック三冠の概要
- 3 牝馬三冠
- 4 主な記録
- 5 脚注
- 中央競馬クラシック三冠のページへのリンク