中国・唐代以降とは? わかりやすく解説

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中国・唐代以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 23:19 UTC 版)

荀子」の記事における「中国・唐代以降」の解説

唐代に『荀子』を校訂した楊倞は、『孟子』は唐代君子たちの多く読んでいるのに『荀子』にはいまだ注釈がなく、テキスト混乱して意味が取れなくなっているので自分校訂して注釈した、と『荀子』の自序書いている。唐代には、すでに『荀子』は『孟子』に比べて読まれなくなっていた。唐代韓愈は『原道』で儒学復興提唱したが、その中で古代聖人道統述べた堯・舜・禹・湯王文王武王周公聖人たちが伝えた道は孔子継がれその後孟子継がれその死後は道が断絶した評した。そして荀子および漢の揚雄は、「選びて精(くわ)しからず、語詳(つまびら)かならず」(『原道』より)と聖人の道を選んで正しく伝えることができなかったと評したであった。この韓愈評価が、後の宋代儒学道統標準となり、孟子の後に現れ荀子排斥される道を辿った北宋蘇軾は『荀卿論』を著して王安石暗に批判するために荀子取り上げ弟子李斯過ちが師の荀子由来する批判したその後中国思想支配した朱子学においては荀子四書の一である『中庸』『孟子』を書いた子思孟子批判し孟子性善説否定して性悪説説く異端として、遠ざけられてしまった。ようやく清代になって考証学が盛んとなり、『荀子』もまた先秦古文献として客観的な研究が行われるようになった清末1891年には王先謙が『荀子集解』を著した

※この「中国・唐代以降」の解説は、「荀子」の解説の一部です。
「中国・唐代以降」を含む「荀子」の記事については、「荀子」の概要を参照ください。

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