中南米におけるピンチョス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 09:42 UTC 版)
「ピンチョス」の記事における「中南米におけるピンチョス」の解説
ラテンアメリカでもピンチョスは上記のスペイン料理およびバスク料理として広く知られているが、プエルトリコ、ホンジュラス、エクアドルなどでは、バーベキューの串焼き料理(東南アジア料理のサテ、中近東料理のケバブに該当するもの)をピンチョスと呼び、屋台などで販売している。 バスクのピンチョスとは異なり、中南米ではパンは一切れ程度、あるいはまったく用いないが、串は必ず用いる。長い竹串に牛肉、鶏肉、豚肉、サメ肉、メキシコ風チョリソ、ジャガイモ、タマネギ、ピーマン、熟したプランテンなどを刺して焼き、串のまま供される。 スペインでは、串焼きは一般にブロチェタ(es:Brocheta)と呼ばれる。ブロチェタはフランス語で串焼きを意味するブロシェット(Brochette)がスペイン語化した借用語である。スペインでは、ピンチョスとともにブロチェタもおつまみとして扱われることもあるが、串が皿に対して垂直に刺されたオープンサンドがピンチョス、串が皿に対して平行に刺された串焼きがブロチェタ、と区別されている。例外がアンダルシア地方のピンチート(pinchito、「小串」)またはピンチョ・モルーノ(pincho moruno、「ムーア人の串」)で、これは豚肉や鶏肉を用いた中東のケバブ風の串焼き料理である。
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