不適切なスケーリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 04:46 UTC 版)
「誤解を与える統計グラフ」の記事における「不適切なスケーリング」の解説
絵文字を棒グラフで使用する場合、一様にスケーリングをするべきではない。なぜなら、知覚的に誤解を与えるグラフができてしまうからである。高さや幅ではなく、絵文字の面積によって判断がされてしまう。このスケーリングにより、差が2乗になってしまう。 棒グラフにおける2D絵文字の不適切なスケーリング不適切なスケーリング正規比較 不適切なスケールの絵文字の棒グラフでは、Bの画像はAの9倍になってしまっている。 2次元の形のスケールの比較正方形円三角形 拡大すると、知覚するサイズが大きくなる。 絵文字の不適切なスケーリングの効果は、3次元でも同様であり、この場合、効果が3乗となる。 この架空のグラフで、3次元の絵文字の不適切なスケーリングの使用を見てみる。2001年のHome Salesが前年よりも大幅に増えたように見える。さらに度数の軸が与えられていないため、読み手は変化を定量化することができず、誤った変化の認識が残るだけである。2倍の倍率が、大きさとしては22 の4倍に見えるようになる。 さらに、不適切にスケーリングされた絵文字は、その物自体の大きさが実際に変化したという考えを読み手に残してしまう。 誤解を与える正規 1つの絵で同じ量を表しているとすると、誤解を与えるグラフではバナナが最も大きい面積を占め右へ最も長く伸びているので、バナナが最も多いように見える。
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