不服申立て(アピール)制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 02:15 UTC 版)
「降着制度」の記事における「不服申立て(アピール)制度」の解説
競馬施行規程第10章第150条、151条に基づき、中央競馬では加害馬の関係者(馬主・調教師・騎手)は失格・降着の裁決について、被害馬の関係者は審議の棄却の裁決について、それぞれ、必要書類と保証金(原則10万円、ただし走行妨害申し立ての棄却の裁決に対する不服申し立ては、7万円)を添えて裁定委員会に対して不服申立てをすることができる。裁決委員が出す「裁決」に対して、裁定委員会が出す最終決定のことを「裁定」という。 不服申立ては中央競馬でも過去に何度か行われているが、すべて棄却されている(1991年までは「異議申立て」という制度だった)。日本国外では被害馬の騎手や関係者による申立てが受理される場合も少なくなく、例えば第145回ケンタッキーダービー(英語版)では被害馬の騎手が申し立てを行い受理されて審議の末に着順が変わり、そのことが大きな議論となっている。
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