不斉増幅とは? わかりやすく解説

不斉増幅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/28 21:20 UTC 版)

不斉増幅(ふせいぞうふく、chiral amplification)とは、有機化学反応で起こる現象の一種で、不斉触媒を用いて不斉反応を行ったときに、生成物の鏡像体過剰率 (ee) が用いた触媒の ee を上回ること。キラル増幅とも呼ばれる。アンリ・カガン (Henri B. Kagan) により発見された現象で、ホモキラリティーの原因のひとつとされる。


  1. ^ Soai, K.; Shibata, T.; Morioka, H.; Choji, K. Nature 1995, 378, 767-768. DOI: 10.1038/378767a0
  2. ^ Shibata, T.; Morioka, H.; Hayase, T.; Choji, K.; Soai, K. J. Am. Chem. Soc., 1996, 118, 471-472. DOI: 10.1021/ja953066g
  3. ^ Mathew, S. P.; Iwamura H.; Blackmond, D. G. Angew. Chem. Int. Ed. 2004, 43, 3317-3321.
  4. ^ Córdova, A.; Zou, W.; Dziedzic, P.; Ibrahem, I.; Reyes, E.; Xu, Y. Chem. Eur. J. 2006, 12, 5383-5397. DOI: 10.1002/chem.200501639
  5. ^ Córdova, A.; Engqvist, M.; Ibrahem, I.; Casas, J.; Sundén, H. Chem. Commun. 2005, 2047-2049.


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不斉増幅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/16 04:04 UTC 版)

ホモキラリティー」の記事における「不斉増幅」の解説

詳細は「不斉増幅」を参照 近年単純なアミノ酸触媒とした不斉アルドール縮合などが知られてきた。その中に不斉増幅をともなうものもある。このことは、生態系においてアミノ酸ホモキラリティーの鍵物質だったのではないか、という主張の根拠となっている。

※この「不斉増幅」の解説は、「ホモキラリティー」の解説の一部です。
「不斉増幅」を含む「ホモキラリティー」の記事については、「ホモキラリティー」の概要を参照ください。

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