鏡像体過剰率とは? わかりやすく解説

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鏡像体過剰率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 01:46 UTC 版)

鏡像体過剰率(きょうぞうたいかじょうりつ、エナンチオマー過剰率、enantiomeric excess)とはキラルな化合物の光学純度を表す言葉で ee と略される。ee は多い方の物質量から少ない方の物質量を引き、全体の物質量で割った値で表される(多い方の比から少ない方の比を引いても良い)。ラセミ体は2つのエナンチオマーの1:1の混合物であるから、 ee は0%である。ee はキラルHPLCや、キラルシフト試薬を添加したサンプルの NMR などから決定される。

ee は不斉合成の分野でよく用いられ、例えばプロキラルな化合物からキラルな化合物を合成した場合、生成物の光学純度の高さは ee によって表される。

ジアステレオマーの場合はジアステレオマー過剰率 (diastereomeric excess, de) を用いる。




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