下巻8-12章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 03:50 UTC 版)
海上でイヴとギルが再戦する。海を司るダゴンの娘ギルと、血を司る蛇イヴの戦いは、イヴが勝利する。魚人たちに包囲され、イヴは自分の名はYIGであると名乗り、「たかがクトゥルーごとき」とまで豪語する。戦いが終わった後に、YIGが「未消化の半魚人」を吐瀉したところを、剛志は見てしまう。そして剛志は行方不明になる。危険度が上がったために、移木と立花夫妻は瑠々井邸に避難する。(旧版2巻ここまで) 栄作が目覚め、また瑠々井邸に1938年から殺人鬼JBがやって来る。JBは、ヨグ=ソトホースが美月に産ませた子供であり、過去の時代に送られて成長した後に、母親を守りクトゥルーに対抗させるために現代に送り込まれたのである。さらにJBには「不可視の兄弟」ウィルバーが伴い、YIGもヨグ=ソトホース側の者であるらしい。栄作はYIGとJBを危険視し、抹殺すべきと結論付けるが、美月は自分の子が始末されるのを受け入れられない。栄作は美月に命令して、ウィルバーにJBとYIGを殺させようとする。だが、ウィルバーは美月の手に負えず、JBは殺人鬼として民家を襲い出しYIGがなんとか手綱を握る。 クトゥルーの一味は、米軍の原潜を占領し、三鬼餓に向けて核ミサイルを発射する。自衛隊の迎撃ミサイルはシャンタク鳥に妨害され、絶体絶命。しかし、JBがライフル狙撃で「核ミサイル内の装置を精密に撃ち抜き」無力化に成功する。
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