下之一色線で実施された試行一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/23 22:54 UTC 版)
「名古屋市電下之一色線」の記事における「下之一色線で実施された試行一覧」の解説
集電装置のビューゲル化 放電や離線現象が多いトロリーポールをビューゲルに交換した電車の運行が、下之一色線・築地線で1949年(昭和24年)2月より開始された。この試行の成果を踏まえて、名古屋市交通局は1952年(昭和27年)2月から8月までの間に保有する電車の集電装置をすべてビューゲルに交換した。 ワンマン運転 1954年(昭和27年)2月より、尾頭橋 - 下之一色 - 築地口間の系統(70号系統)でワンマン運転が開始された。日本の路面電車では初めての試みであり、ワンマン運転はこれ以降名古屋市電のみならず、日本全国の路面電車や鉄道路線などでも広く行われるようになっている。 地下鉄車両の試験走行 1956年(昭和31年)11月17日より、地下鉄1号線(後の東山線)の開業に先駆けて、100形の試験走行が下之一色線の中郷 - 下之一色間 (1.2 km) を使用して実施された。実験期間中同区間は、市電用線路(軌間 1,067 mm・狭軌)と地下鉄用線路(軌間 1,435 mm・標準軌)が並ぶ三線軌条に改造され、地下鉄車両が集電用に使用するサードレールが設置された。 試験走行は終電後に延べ13日間行われた。この成果を踏まえて1957年(昭和32年)11月15日から1号線は名古屋 - 栄町間で営業が開始された。
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