下の階層が見える条件付きコメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 16:19 UTC 版)
「条件付きコメント」の記事における「下の階層が見える条件付きコメント」の解説
下記の例は、下の階層が見える条件付き「コメント」であるが、これは実は誤解されやすい名前で、(X)HTMLコメントとはまったく違うものである。デフォルトのMicrosoftの文法を使って: この例はIE以外のブラウザーだけに見せる内容を示したもので、この条件式はIEで"false"に評価され(そのため内容は無視される)、一方でIE以外のブラウザーではタグ自体が認識されない(無視される)。これは正当なHTMLやXHTMLではない。 この文法が標準化されたマークアップでないことをMicrosoftは認めていて、これらのタグをほかのブラウザーに大目に見てもらって、中の内容が現れることを望んでいる。W3C標準を遵守する目的で、下の階層が見える条件付きコメントについて以下のような代替手法を使うウェブ開発者もいる。 いくらかややこしい構造であるが、この特殊な文法は正当な(X)HTMLでありIE以外のブラウザーのための条件セクションに便利である。ただし条件式がtrueに評価されるとき、(例えば、IE以外のブラウザーと特定のバージョンのIEで表示するためのコードを書く場合)IEはHTMLの内容の前に"-->"を表示してしまう。この問題は以下のように最初の"-->"の前に"<!"を追加することで解決することができる。 このコードはIE以外のブラウザーとIE 7以降で表示される。 追加した"<!"はIE以外のブラウザーには無視される。条件にかかわらずIEにも無視される。なぜならfalseの場合、条件コメントの中はすべてが無視され、trueの場合、現れたというタグは認識されず、そのため無視されるからである。
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