上室性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/01 17:18 UTC 版)
洞性頻脈 正常人などに運動後に見られる。安静時においても見られる場合、呼吸器疾患、感染症、内分泌疾患、神経疾患、精神疾患などを疑う必要がある。 心房細動 (Af,AF : Atrial fibrillation) R-R間隔が完全に不規則である場合、ほとんどの場合本症である。またP波が存在せず、基線が細かなアーチファクトのように揺れ動く。 心房粗動 (AF,AFL : Atrial Flutter) 基線が鋸歯状に揺れる。 多源性心房頻拍 (MAT : Multifocal atrial tachycardia) Afと同じく、R-R間隔は完全に不規則であるが、形・向きがさまざまなP波が存在する。Afに比べると稀である。 上室性頻拍 (Supraventricular tachycardia) これは大きな分類であり、心室性リズムでは無いと言うことのみを意味する。原因を検索し治療するためにはより細かく分類する必要がある。リエントリー性頻拍 機序に於いて述べられた通り、心臓の興奮は一方向にしか伝わらないのが正常であるが、先天異常や心筋梗塞後などで、興奮が逆行する経路が形成されていると起きる。WPW症候群 発作性上室性頻拍 (PSVT : Paroxysmal supraventricular tachycardia) 房室結節のリエントリーによる頻拍。P波(心房の活動)が認められない。 心房性期外収縮 (PAC : Premature Atrial Contraction) 期外収縮の前にもP波が存在し、QRS幅が狭い。無症状で他の検査値に異常がなければ治療の必要はない。 房室接合部性期外収縮(A-V junctional contraction)
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上室性
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洞房ブロック (S-A block) 洞結節で発生した興奮伝導が心房に伝わらない状態。 房室ブロック (A-V block) 心房から心室への興奮伝導が不完全であるかまたは全くない状態。I度房室ブロック P波が存在し、P波とQRSの間隔が一定であるが、PR間隔が0.21秒以上である。 II度房室ブロック P波の後にQRSが抜け落ちる不整脈。ウェッケンバッハ型房室ブロック PR間隔が徐々に開いた後、QRSが抜け落ちる。 モービッツII型房室ブロック 時にQRSが抜け落ちるが、抜け落ちていない心拍のPR間隔は一定である。 III度房室ブロック P波が存在するが、P波とQRS波の間に何ら時間的関連性がない。 房室解離 (A-V dissociation) 接合部性調律 (Junctional rhythm) 洞不全症候群 (SSS : Sick sinus syndrome) 呼吸性不整脈 (Respiratory Arrhythmia) 吸気時に脈拍が上昇し、呼気時に低下する。若年者に良く見られる。脈拍が不整であるが病気ではない。
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