頻脈の診断手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 03:33 UTC 版)
まずは心電図をとり上室性か心室性かどうかを鑑別する。もっとも、全身状態が悪く、ショックなどを疑った場合はこの限りではない。上室性か心室性かどうかはQRS幅によって区別する。 上室性頻脈 洞性頻脈甲状腺機能亢進症、発熱、脱水、不安、褐色細胞腫、敗血症、貧血、ショック、心不全、慢性肺疾患、低酸素といった数多くの病態の非特異的変化である。 心房細動 心房粗動 心室性頻脈 心室細動 心室頻拍 変行伝導を伴う上室性頻脈、主に脚ブロック 初期診療において重要なこと 意識障害、頻脈以外のバイタルサインの変動、心室性頻脈の場合は危険な場合がある。 原因となる基礎疾患、酸素不足や感染症はないのかというスクリーニングがされているか常に考える。
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