三原マジック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 10:14 UTC 版)
1989年の第61回センバツ準々決勝、対・広島工業戦。接戦となり2-2の同点で、広島工業が9回裏1死満塁の一打サヨナラ、京都西は絶体絶命の大ピンチを迎えた。さらに打席は四番打者で当然強攻もありえる場面だが、三原は広島工業が7回裏にもスクイズプレイを失敗した事などを総合的な判断し、この場面でも100%スクイズをしてくると読み、公式戦で一度も登板経験のない二塁手の西村晃爾をマウンドに送った。暴投、または押し出しサヨナラも考えられる局面であったが、西村は注文通りスクイズしてきたピッチャー前に転がった球を俊敏に処理、ホームで三塁走者をアウトにしこの回のピンチを凌いだ。このピンチの後、延長10回表3点を挙げた京都西が勝利した。試合後の勝利監督インタビューで三原は「うちで一番(守備が)うまい選手なので」という説明をしたが、実際はこうした場面を日頃から想定して練習を積んでいたとの事だった。
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