ヴィオレ

品種登録データベース

ヴィオレ【ｳﾞｨｵﾚ】（草花類）

	登録番号	第6966号
	登録年月日	1998年 10月 29日
	農林水産植物の種類	カーネーション
	登録品種の名称及びその読み	ヴィオレ 　よみ：ｳﾞｨｵﾚ
	品種登録の有効期限	15 年
	育成者権の消滅日	2001年 10月 30日
	品種登録者の名称	桃生町
	品種登録者の住所	宮城県桃生郡桃生町中津山字八木１６７番地の４
登録品種の育成をした者の氏名	西條弘悦
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，「スカーレット・エレガンス」の枝変わりであり，花は鮮紫ピンクの地色に紫ピンク色の覆輪が入る垂咲で，中輪の切花向き品種である。 　草姿は中間，開花時草丈は高，節数は中である。茎の長径は中，硬さはやや柔，折れの難易は難，色は灰緑，ろう質の有無は多，立茎数並びに１茎の側芽及び側枝数は中，側枝の着生位置は主に中部，節間長は中，最長節間の位置は第３節以下である。葉全体の形は線形，先端部の形は鋭くとがる，葉巻き程度は巻く，最大葉長は中，葉幅はかなり狭，葉色は濃緑，ろう質は多である。花房の形成は無，つぼみの形は倒卵形，大きさは中，花の重ねは八重，上から見た花形は円形，側面から見た花形は垂咲，花径は中，地色は濃紫赤（JHS カラーチャート9709），複色模様の色は紫ピンク（同9203）及び濃紫赤（同9709），色彩模様は覆輪及び覆輪の中に条が入る，花弁の波状程度は波状，鋸歯の深さはやや深，数はやや多，花弁の長さはやや長，幅は中，数はやや少，ほう葉の形はⅠ型及びⅢ型，数は４枚，長さは中，がくの形は鐘形，がく筒の色は灰緑，がくの太さは中，長さはやや長，花の香りは弱である。早晩性はやや晩生，がく割れの難易性は難である。 　「ミニゴレナ」と比較して，つぼみの形が倒卵形であること，花の地色が濃紫赤であること，複色模様の色が紫ピンク及び濃紫赤であること，がくの形が鐘形であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，平成６年に育成者の温室（宮城県桃生郡桃生町）において，「スカーレット・エレガンス」の中から枝変わりを選抜，以後，増殖を行いながら特性の調査を継続し，７年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。