ヴァルター HWK 109-500
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ナビゲーションに移動 検索に移動ヴァルター HWK 109-500
コスフォード王立空軍博物館に展示されているHWK 109-500
ヴァルター HWK 109-500(Walter HWK 109-500)は、第二次世界大戦中にドイツのHWK社により開発された液体燃料ロケットである。
109-500はポッド内に収められた「離陸補助」(Starthilfe)エンジン(JATO)であり、30秒間の間500 kgf (1,100 lbf)の推力を発生することができた。燃料を消費し尽くすとポッドは投棄され、ポッド前端に装着されたパラシュートを使用して降下後に地上で回収された[1]。
109-500は1942年に実用に入り、約6,000基がハインケル社により製造された[2]。広範囲に様々な機種で使用されたが、特に(外部爆装で重荷重の場合の)Jumo 004エンジン搭載のアラドAr234B[3]は潜在的に出力不足であり、国立航空宇宙博物館の唯一現存する修復された同機が109-500を両翼下に縣架した運用状態で展示されている。
搭載機
要目
一般的特性
- 形式: 液体燃料ロケット
- 全長:
- 直径:
- 乾燥重量:
構成要素
- 圧縮機:
性能
出典: Christopher, John. The Race for Hitler's X-Planes. The Mill, Gloucestershire: History Press, 2013.
脚注
参考文献
- Christopher, John. The Race for Hitler's X-Planes. The Mill, Gloucestershire: History Press, 2013.
関連項目
ヴァルター HWK 109-500
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「ヴァルター機関」の記事における「ヴァルター HWK 109-500」の解説
詳細は「ヴァルター HWK 109-500」を参照 内燃機関というよりも化学反応により低温ヴァルター機関として作動する。T液(過酸化水素)とZ液(過マンガン酸ナトリウムまたは過マンガン酸カリウムの水溶液)が推進剤として使用される。このエンジンはロケットの打ち上げ支援の為に燃料コンテナと組み合わせて使用された。約500kgf (4.9 kN) の推力を30秒間生み出した。1937年から重爆撃機やグライダーが離陸時に補助推進器として使用し、使用後はパラシュートで回収された。
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