ヴァルター R 1-203
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 05:29 UTC 版)
「ヴァルター機関」の記事における「ヴァルター R 1-203」の解説
詳細は「de:Walter R 1-203」を参照 1938年に試験用エンジンとして開発された。高温ヴァルター機関が元になった。燃焼室がある。T液(過酸化水素)とM液(メタノール)が使用される。エンジンはターボポンプを断続することで制御された。このポンプはT液とZ液(過マンガン酸ナトリウムまたは過マンガン酸カリウムの水溶液)によって生成された蒸気で駆動された。最大推力は500kgf (4.9 kN) で60秒間維持された。試作エンジンは世界で最初の運用可能なHe 176ロケット飛行機の動力として搭載された。このエンジンを元により強力なロケットエンジンであるHWK 109-509が開発された。
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