ロクブリュヌ‐カップ‐マルタンとは? わかりやすく解説

ロクブリュヌ‐カップ‐マルタン【Roquebrune-Cap-Martin】

読み方:ろくぶりゅぬかっぷまるたん

フランス南東部アルプ‐マリチーム県、モナコマントン中間位置する町。中世異教徒からの攻撃を防ぐために、急峻(きゅうしゅん)な岩山や丘の上城壁めぐらして築いた(わし)の巣」の一。15世紀キリスト受難劇演じることで当時大流行したペスト被害免れたという伝承があり、毎年夏に受難劇催される


ロクブリュヌ=カップ=マルタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:38 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Roquebrune-Cap-Martin

行政
フランス
地域圏 (Région) プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏
(département) アルプ=マリティーム県
(arrondissement) ニース郡
小郡 (canton) マントン=ウエスト小郡
INSEEコード 06104
郵便番号 06190
市長任期 パトリック・セザリ
2008年 - 2014年
自治体間連合 (fr) Communauté d'agglomération de la Riviera française
人口動態
人口 13,067人
2006年
人口密度 1 401人/km2
地理
座標 北緯43度45分46秒 東経7度27分47秒 / 北緯43.762778度 東経7.463056度 / 43.762778; 7.463056座標: 北緯43度45分46秒 東経7度27分47秒 / 北緯43.762778度 東経7.463056度 / 43.762778; 7.463056
標高 平均:300m
最低:0 m
最高:800 m
面積 9,33km2 (933ha)
Roquebrune-Cap-Martin
テンプレートを表示

ロクブリュヌ=カップ=マルタンフランス語:Roquebrune-Cap-Martin)は、フランスプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏アルプ=マリティーム県コミューンモナコに近接する住宅地であり、リゾート地として知られる。

地理

アジュル山の占める山がちな圏谷の中、標高225mにあるロクブリュヌ=カップ=マルタン城フランス語版を囲む高い位置にコミューンはある。

歴史

1917年に描かれた、カップ・マルタンのホテルのポスター

ロクブリュヌ=カップ=マルタンの歴史は、ヴァンティミーユ伯コンラッド1世が、自身の領土の西境を守るのに抵抗し、城塞を建設した970年に遡る。西境はユリア・アウグスタ街道へ通じていた。この時代にはロッカブルナ(Roccabruna)と呼ばれていた。

ロクブリュヌ=カップ=マルタンは、村全体が要塞から構成されていた。1355年、ロクブリュヌとマントングリマルディ家が購入し、その後約5世紀にわたって支配した。その間にも城塞の重要性は増していった。

1793年、ロクブリュヌはフランス領となり、1814年に再びモナコ領となった。

1848年、サルデーニャ王国の保護下に置かれたマントンとともに、ロクブリュヌは自由都市となった。

イタリア再統一の協力に感謝し、イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世は、フランスへニース伯領を割譲した。その後1860年に行われた国民投票で、住民はフランス市民となることを選択した。1861年、ナポレオン3世政府は、ロクブリュヌとマントンに対する権利を放棄したモナコに対してその見返りとして、400万フラン金貨を支払った。

ナポレオン・ボナパルトによって計画された、ロクブリュヌ内を横断する海岸よりの道路の建設は、1804年に実現され、コミューン経済がフレンチ・リヴィエラの他コミューンと一体化されるのに貢献した。

教会のあるマルタン岬(またはカップ・マルタン)は、わずかな人口しかなかったが、11世紀以降領主の治める私領であった。

コミューンの名がロクブリュヌ=カップ=マルタンと改名されたのは、ヴァール県のコミューンであるロクブリュヌ=シュラルジャン(fr)と区別するためであった。

住民の一部は、マントン語(リグーリア方言地域とオック語地域に挟まれた地域で話される)のロクブリュヌ方言を話す。

ゆかりの著名人

ギャラリー

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロクブリュヌ‐カップ‐マルタン」の関連用語

ロクブリュヌ‐カップ‐マルタンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロクブリュヌ‐カップ‐マルタンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロクブリュヌ=カップ=マルタン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS