レファレンスサービスの将来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 07:23 UTC 版)
「レファレンスサービス」の記事における「レファレンスサービスの将来」の解説
今日では、レファレンスサービス・情報サービスが、多くの図書館において外部貸出と並んで図書館業務の中核的な業務の一つとなっており、その利用者も増加している。だが、一方において、運営者である自治体や一般の利用者のあいだには未だに図書館を「無料の貸本屋」とみなす風潮が残っており、レファレンスサービス・情報サービスの存在に対する認識は決して高いとはいえないのも実情である。またGoogleといったインターネット検索サービスの急速な発展で、レファレンスサービスを利用しなくても資料を容易に探せるようになったこともレファレンスサービスの存在意義を危うくしているとされるが、インターネット上に情報があるとは限らず、検索者の知識も問われるため、完全では無いという意見がある。多種多様な問い合わせや、コンピューターを扱うのが苦手な利用者への対応には専門職の司書でないと無理であるとして、依然レファレンスサービスは重要だとする主張や、インターネットは迅速なレファレンスサービスに役立つとする見方もある。 国立国会図書館によって2002年より、業務の改善・効率化の検証および交換・共有を図るなどの目的のため、レファレンス協同データベースが実施されている。
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