レファレンスからの郷土史の発掘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:53 UTC 版)
「指宿市立図書館」の記事における「レファレンスからの郷土史の発掘」の解説
偶発的な取り組みとして、レファレンスサービスを契機とした郷土史の発掘・記録の取り組みがある。例えば京都府から指宿市を訪れ、「潜水艇発着跡」の碑を見つけた人がその詳細を求めて来館したことを契機として、指宿空襲や特攻艇「震洋」にまつわる証言の収集が始まった。この調査の中で鹿児島湾の無人島・知林ヶ島付近の砂州に旧大日本帝国海軍の水上機の残骸が現存することが判明し、2015年(平成27年)に指宿図書館が主催した「戦跡ツアー」で参加者に紹介している。 また、かつて山川地域の成川浜と山川港を結ぶ瀬渡し船の船頭が歌っていた舟歌の歌詞が知りたい、というレファレンスに対して文献調査を行ったものの記録は見つからず、地域の高齢者に聞き取りを行うことで、『山川町史』にも収録されていなかった歌詞が判明した。
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