レコーディング機材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:53 UTC 版)
P-MODEL時代から自宅録音で製作された作品が多数あり、『賢者のプロペラ』以降のアルバムについては全て自宅スタジオのstudio WIRESELFで録音されている。 1987年にはCG制作のために導入したAmiga での楽曲制作を開始。1990年代初頭から『白虎野』まではAmiga用ソフトの「Bars'n Pipes」などで制作した音源をレコーディングなどにも流用し、2003年までのインタラクティブ・ライブは映像オペレーティングもAmigaで駆動されていた。また、この縁から2005年発表の「AmigaOS 4.0」で起動音を手掛けている。なお、Amigaは「今やAmigaを維持するのはクラシックカーを維持するようなもので、コストがかかる」として、現在は全てMicrosoft Windows環境に移行している。 2003年の『BLUE LIMBO』以降導入したケークウォークのDAW「SONAR」を中心に、フリーソフトウェア・シンセサイザー「Synth1」や、EASTWEST製「Hollywood Strings」が主な音源となる。2017年、Cakewalk製品の生産終了を機に使用DAWをSONARからStudio Oneに乗り換えた。 また、音声合成を80年代末より活用し、当初はAmiga内蔵の音声合成機能「Sayプログラム」を自身の楽曲やライブ演出で使用していた。P-MODELの楽曲「WIRE SELF」「ERROR OF UNIVERSE」、平沢の楽曲「QUIT」「UNDOをどうぞ」などで確認する事ができる。 アルバム『パプリカ オリジナルサウンドトラック』収録曲である「白虎野の娘」と、アルバム『白虎野』収録曲である「確率の丘」には「アマチュアでも使っているごく普通の廉価なヴォーカルエンジン」を使用していることを公式サイトで明らかにし、具体的にはLOLAであると明らかにした。また、平沢はこのヴォーカルエンジンを「お姉さん」と呼んでいるという噂があったが、これも同誌の中で本人が否定した。ただし、平沢はヴォーカルエンジンのことを「お姉さんは磨けばプロになる。」と表現している。
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