リュウコツとは? わかりやすく解説

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りゅう‐こつ【竜骨】

読み方:りゅうこつ

船底中心を、船首から船尾へ貫く主要部材。船の背骨となるもの。キール間切り瓦。

古代哺乳動物の骨の化石漢方収斂(しゅうれん)・鎮静薬などに用いる。


竜骨 (生薬)

(リュウコツ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 02:13 UTC 版)

竜骨(りゅうこつ、龍骨、拼音: lónggǔ ロンクーラテン語:Fossilia Ossis Mastodi[注釈 1]、Os Draconis[注釈 2])は、生薬の一種で大型哺乳類化石のことである[1][2]。類似する生薬として、哺乳類の歯牙化石に由来する竜歯(りゅうし、longchi、Dens Draconis)がある[2][3]。なかには恐竜の化石も含まれ、これが伝説となったとする説もあるが、支持されていない。


注釈

  1. ^ マストドンの骨の化石」の意。
  2. ^ ドラゴンの骨」の意。

出典

  1. ^ 「リュウコツ」「リュウコツ末」、『第十八改正日本薬局方』厚生労働省告示第220号、2021年6月7日、2076頁。
  2. ^ a b Kazuki Oguri, Yuichiro Nishioka, Yoshitsugu Kobayashi & Kyoko Takahashi, “Taxonomic examination of longgu (Fossilia Ossis Mastodi, “dragon bone”) and a related crude drug, longchi (Dens Draconis, “dragon tooth”), from Japanese and Chinese crude drug markets,” Journal of Natural Medicines, Volume 71, Japanese Society of Pharmacognosy, 2017, Pages 463–471.
  3. ^ 渥美聡孝「化石? 生薬? 竜骨の資源問題とその解決方法について考える」『ファルマシア』第54巻 1号、日本薬学会、2018年、70頁。
  4. ^ 劉園英 「二味の配合(4) 竜骨と牡蛎」『伝統医学』、2007年、10巻、4号、219頁。
  5. ^ 久保道徳 「病院薬剤師のための漢方製剤の知識 龍骨」『日本病院薬剤師会雑誌』、1986年、3巻、147–149頁。
  6. ^ a b 益富寿之助「正倉院薬物を中心とする古代石薬の研究」『生薬学雑誌』第2号、日本生薬学会、1957年、17-19頁。
  7. ^ 柴田承二「正倉院の薬物調査」『ファルマシア』第34巻 2号、日本薬学会、1998年、156-161頁。


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