リスク上昇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:45 UTC 版)
心筋梗塞やバージャー病 歯周病原因菌が血小板に入り込み、血栓を作り易くなることによって、発症のリスクが高まる。 2型糖尿病 Porphyromonas gingivalis 感染が、分泌を促進する腫瘍壊死因子(TNF-α)によって、糖尿病が増悪され、この糖尿病によって歯周病が増悪されるという負の連鎖が起こる。これは「歯周病菌連鎖」や「歯周病連鎖」と呼ばれている。血糖コントロールがうまく行えていない患者ほど、歯周病の重症度が高いとする報告もある。一方、歯周治療を行うと血糖コントロール指標が改善することが示唆される報告もある。 HIVウイルス感染症 名古屋市立大学、日本大学らの研究グループが2008年2月には、白血球内に潜伏しているHIVウイルスを活性化させる可能性があることを発表した。 高血圧症 冠状動脈系心疾患(CHD)の原因となる、動脈硬化の進行が促進される。 ほか 低体重児出産、潜在感染ウイルス疾患の再活性化や、癌細胞転移との関連性を示唆する報告がある。
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