ラジオ報道のスタジオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 13:53 UTC 版)
ラジオニュースには専用スタジオというものが基本的には存在しないとされる。 生放送しているラジオ番組のスタジオに入り、定時ニュースを読み上げることが多く、専用スタジオをあまり必要としないことがその理由である。しかしながら、下記に示すような在京局の例をはじめとして、一部のラジオ局においては副調整室の存在しないブースのみの「簡易スタジオ」を常設したり、報道部内に簡易設備を常設するようなケースもある。 在京局での運用形態例を下に示す。 文化放送は本社報道部内にマイクと簡易ミキサーを置き、緊急時はもとより番組内ニュースの一部もこの場所から放送している(同社ではこの場所を「報道マイク」と呼称している)。 ニッポン放送が有楽町本社を改築する前は、報道部に隣接して簡便なアナウンスブースが設置されており、夜の若者向け生番組中や、定時ニュースはアナウンサーがこの場所でニュースを読み、生放送中のスタジオ副調整室もしくは主調整室から直接放送されていたという。なお、現在の本社においても同様の設備が設置されており、ミニニュースなどで使用されているという。 TBSラジオはTBSテレビ報道局内に「ラジオニューススタジオ」を持ち、一部の定時ニュースはここから放送されることもあるという。在阪局でも毎日放送が同様の設備を報道局内に置いている。 NHK放送センター(東京)においては、ラジオセンター内に専用スタジオを設置している。これは副調整設備を持たず、近接する生放送用スタジオから駆動したり、主調整室から直接駆動して運用するという。
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