ラサ島燐鉱株式会社の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:15 UTC 版)
「ラサ島鉱業所」の記事における「ラサ島燐鉱株式会社の設立」の解説
リン鉱石販売の目途が立ち、1912年末には9月の台風の被害復旧もほぼ終え、またコンクリート製の雨水溜も完成した。1913年に入り、鉱石販売の目途が立ち、今後台風の被害にも強い充実した鉱山設備の建設を行っていくためには、合資会社では限界があるということで株式会社とする決定がなされ、株主の募集が開始された。5月にはラサ島燐礦株式会社が発足した。 ラサ島燐礦株式会社発足前の1912年、ラサ鉱業所の鉱夫の総数は360名であった。その後事業拡大に伴って鉱夫の数は増加し、1917年には1690名に達し、そのうち1500名が沖縄県出身の鉱夫であった。鉱山としての諸設備の充実も進み、リン鉱石の産出量も増大していった。一方、離島であるラサ島での鉱山事業を拡大していく中で様々な問題にも直面した。
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