ヨーロッパトノサマガエル
ヨーロッパトノサマガエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:04 UTC 版)
「食用ガエル」の記事における「ヨーロッパトノサマガエル」の解説
フランス料理などの食材に使われるカエルは、ヨーロッパ原産のヨーロッパトノサマガエル Rana kl. esculenta である。オスの体長は6cmから11cmでメスは5cmから9cmである。このカエルはヨーロッパコガタガエル Rana lessonae とワライガエル Rana ridibunda の種間雑種である。氷期にこの2つの種の原種の生息域が分断され、それ以後別に進化を遂げたが、交配できなくなるほどには分化しなかった。そのため、両種が生息している地域には、ヨーロッパトノサマガエルもまた生息している。しかしヨーロッパトノサマガエル同士の交配では胚が正常に発生しないので、ヨーロッパトノサマガエルのメスは元となった種と交配して、子孫を残す。なおヨーロッパトノサマガエルという和名だが、日本のトノサマガエルととりたてて近縁なわけではない。
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