ヨーロッパトノサマガエルとは? わかりやすく解説

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ヨーロッパトノサマガエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 18:25 UTC 版)

ヨーロッパトノサマガエル
ヨーロッパトノサマガエルRana esculenta
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : カエル亜目 Neobat rachia
: アカガエル科 Ranidae
亜科 : アカガエル亜科 Raninae
: アカガエル属 Rana
: ヨーロッパトノサマガエル
R. esculenta
学名
Rana esculenta
(Linnaeus, 1758)
和名
ヨーロッパトノサマガエル
英名
Edible Frog

ヨーロッパトノサマガエル(学名:Rana esculenta)は、両生綱無尾目アカガエル科アカガエル属に分類されるカエルの一種。ヨーロッパに広く見られ、代表的な食用ガエルの一種である[1]

分布

ヨーロッパの中部と東部に分布し、イギリス南部には導入個体群が分布する[2]

特徴

体長12cm。背面中央に淡色の縞模様が走るなど、容姿は日本のトノサマガエルに似ている[1]

本種はコガタトノサマガエル(Rana lessonae)とワライガエルRana ridibunda)の雑種であり、自然下で普通に生じている[2]。基本的に雑種の親である2種のどちらかと繁殖して世代を維持しているが、本種は2倍体のほかに3倍体の個体が存在することにより、親種が関与せずに雑種個体群を維持することができる[2]

水路・川・湖・池など、あらゆる水場に生息する。年中鳴き、とくに春と夏は大合唱となる。

写真

出典

  1. ^ a b "ヨーロッパトノサマガエル". ブリタニカ国際大百科事典. コトバンクより2022年10月12日閲覧
  2. ^ a b c クリス・マチソン(著者) 松井正文(監修・訳)『世界カエル図鑑300種』ネコ・パブリッシング、2008年4月20日。 ISBN 978-4-7770-5227-1  pp.336-339

関連項目

   


ヨーロッパトノサマガエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:04 UTC 版)

食用ガエル」の記事における「ヨーロッパトノサマガエル」の解説

フランス料理などの食材使われるカエルは、ヨーロッパ原産のヨーロッパトノサマガエル Rana kl. esculenta である。オス体長は6cmから11cmでメスは5cmから9cmである。このカエルはヨーロッパコガタガエル Rana lessonae とワライガエル Rana ridibunda種間雑種である。氷期にこの2つの種の原種生息域分断され、それ以後別に進化遂げたが、交配できなくなるほどには分化しなかった。そのため、両種が生息している地域には、ヨーロッパトノサマガエルもまた生息している。しかしヨーロッパトノサマガエル同士交配では胚が正常に発生しないので、ヨーロッパトノサマガエルのメスは元となった種と交配して子孫を残す。なおヨーロッパトノサマガエルという和名だが、日本トノサマガエルとりたてて近縁わけではない

※この「ヨーロッパトノサマガエル」の解説は、「食用ガエル」の解説の一部です。
「ヨーロッパトノサマガエル」を含む「食用ガエル」の記事については、「食用ガエル」の概要を参照ください。

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