ヨウン・アウルトナソンとは? わかりやすく解説

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ヨウン・アウルトナソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 14:09 UTC 版)

ヨウン・アウルトナソン[1]Jón Árnason, 1819年8月17日 - 1888年9月4日[2])は、アイスランド作家、国立図書館長童話作家。アイスランド民話の初の収集家として知られる。ヨーン・アルナソン[3]ヨウーン・アウトナソン[4]とも。


注釈

  1. ^ a b ウィリアム・ヘンリー・カーペンター (言語学者)英語版は、スヴェインビョルン・エギルソンをして「アイルランドが輩出したもっとも偉大なる学者の一人」"one of the greatest scholars that Iceland has ever produced"と評している。スヴェインビョルン・エギルソンは、旧アーナマグネアンスケ財団(Legati [Arna-]Magnæani)編『詩エッダ』に付属する語彙集 Lexicon Poeticum の編纂者であった。
  2. ^ 1881年に勤務先がアイスランド財団図書館(Íslands stiftisbókasafn)へと改称され、と同時に肩書が「アイスランド国立図書館員(国家司書)」Landsbókavörður Íslands に変更された[6]
  3. ^ 清水 2009, p. 182ではマグヌス・グリムソン(Magnús Grímsson 1825~60)と表記
  4. ^ 『現代アイスランド民話』(Isländische Volkssagen der Gegenwart。 のち1860年に出版)
  5. ^ 異表記:『アイスランド伝説と民話集』(山室 1958, 「北欧民話について--その性格と形成過程をめぐって」90頁)。別所では単に『アイスランド民話集』と称しているようである。(山室 1971, pp. 204, 230)
  6. ^ ドイツ側の史料( Anzeiger誌 (1862), 304-05頁)によれば、これはマウラーの1860年の著作をひな形とし、マウラーの助力を得て完成されたものである。
  7. ^ 1971年、その原稿がミュンヘンで発見された。 "Ósegjanlegur fengur segir þjóðskjalavörður: Þjóðsaga lætur filma og gera vinnuhandrit fyrir Íslendinga", Morgunblaðið 新聞、1971年11月4日号。 (アイスランド語)
  8. ^ 序文Poestion 1884, p. xxiによれば、ただ一篇をのぞいた全編をヨウン・アルトナソンの民話集から取ったとしている。その一篇とは、のちに『べにいろの童話集』収録された「名馬グトルファフシと名剣グンフィエズル」であり、ドイツ訳が所収される。

出典

  1. ^ 清水 2009, 北欧アイスランド文学の歴史(1)の表記
  2. ^ a b Mannslát (追悼文), Ísafold新聞, 1888年9月5日号. (アイスランド語)
  3. ^ 山室 1971, pp. 204, 312
  4. ^ 菅原 1979
  5. ^ a b c d e Carpenter, William H. (1889). “Obituary: Jón Árnason”. Modern Language Notes 4. https://books.google.co.jp/books?id=RPsmAQAAIAAJ&pg=PA196. (追悼文)
  6. ^ a b c d Warner 1896, Vol. 2, pp.802-3
  7. ^ ヨウナス・ハトルグリムソン英語版の出身校でもあるので、清水 2009, 北欧アイスランド文学の歴史(1), p.167-8よりその説明を借用できる
  8. ^ a b c d e 清水 2009, 北欧アイスランド文学の歴史(1), p.182
  9. ^ a b Steingrímur Jónsson (2001), Icelandic Libraries, in Stam, David H., , International Dictionary of Library Histories (Chicago: Fitzroy Dearborn) 1: pp. 77-80, ISBN 1-57958-244-3, https://books.google.co.jp/books?id=Zoq_TtEN54IC&pg=PA78&redir_esc=y&hl=ja  
  10. ^ a b c d e Simpson 1972, p. 2
  11. ^ a b c Guðbrandur Vigfússon (1888-09-29). “Obituary: Jon Arnason”. The Academy (London: J. Murray) 39 (856): 205. OCLC 64040322. https://books.google.co.jp/books?id=pjUZAAAAYAAJ&pg=PA205&redir_esc=y&hl=ja. . (追悼文。印刷物は筆者の記名が欠けるが、OCLC 64040322にグウズブランドゥル・ヴィグフッソン (Guðbrandur Vigfússonの著述と記載される。
  12. ^ n/a (08 1862). “Íslenzkar thjódhsögur og Æfintýri safnadh hefir Jón Árnason. Fyrsta bindi (新書紹介)”. Anzeiger für Kunde der deutschen Vorzei 9 (8): 304-305. https://books.google.co.jp/books?id=dj8FAAAAQAAJ&pg=PA503&redir_esc=y&hl=ja.  (ドイツ語)
  13. ^ 谷口は原書を"Mär."としている
  14. ^ 巌谷小波「131.王取王子」 『袖珍世界お伽噺』 第8集、博文館、1922年、41-82頁。  p.1, 「目次並び解題」に:「王取王子 ポエスチオン氏の集めた『アイスランドお伽噺集』中に『鼠色の男』と題した一編がある、これがこの話の原話である。」と記される。ドイツ語の原本はDer Grauer Mannで、アイスランド語の原話は Grámann (wikisource)
  15. ^ a b Hartland, E. Sydney (03 1894). “Reviews: Isländische Volkssagen (書評)”. Folklore 5: 154-155. https://books.google.co.jp/books?id=h0UKAAAAIAAJ&pg=PA154. 
  16. ^ Lehmann-Filhés 1889
  17. ^ Simpson 1972, pp. 11–12
  18. ^ Pálma Pálsson (1891-01-01). “Æfiágrip Jóns Árnasonar landsbokavarðar”. Andvari 17: 3-. http://timarit.is/view_page_init.jsp?pageId=4325643&issId=292845&lang=4. p.25 (アイスランド語)
  19. ^ Pálma Pálsson 1891, p. 23 (アイスランド語)


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